ベーシックインカムの支給額はいくらがよさ気か生活してみて考えた。
こんにちは!引っ越して2ヶ月で立ち退き通知が来た菊田です。
今回のテーマはベーシックインカム(以下BI)での支給額について考えてみるといったものです。
某はセルフベーシックインカム(SBI)と称して「BIが支給されているという前提で働かず暮らしてみる」という生活を3ヶ月程行ってきました。今回はそのデータをもとにBIでの支給額はいくらが妥当だろうか?という課題に23歳の一般男性として考えてみようと思います。
ちなみに某が考えるBIの給付額は7万です。
これについておいおい書いていきます。
ちなみに↓
貧困対策と労働意欲
この話をする前になぜこれを考えることになったかというバックグラウンドがあります。
それは生活保護が貧困の対策として機能していないという実態と、労働意欲に対する某の思いからです。
生活保護は必要でも貰えていない人が存在し、貰う必要がない人がもらっているケースがあったりする現状があります。
これは給付に価するか?条件に適しているか?と審査があるのと、判断の難しい現代病(うつ病、無気力症候群)の存在だったりが関係しています。
さらに日本で、年に数人〜数十人は餓死しているという話もあります。
生活保護が制度として破綻しているように思えます。1950年頃〜始まったこの制度ですが国としても発展した今、より多くの貧困者をカバーできるBIの導入をすべきではないかと思います。
それと労働意欲に関してですが、生活保護では働いても給付額から引かれることがあるため一度受給すると労働の意欲は生まれにくいものだと思います。
加えて医療負担が無料というのも問題で、健康に関するリテラシーの向上は見込まれません。
一方、バイトやパートは病気になると給料もストップして更にお金がかかると、健康への気を使っていないわけがないですよね。
ここまで来るとフルタイムのバイトやパートで食いつないでいる人のほうがお金を持っていないといえますね…。
[例]大分県大分市 23歳 男性 独身
※バイト:750円×8時間×20日=12万円 医療費実費
※生活保護:生活扶助7万+住宅扶助3万=10万 医療費無料
こうなると低時給で働くなら生活保護をもらうほうが…となり不正受給を考える人が出てくるのも納得ですよね。
そりゃ給料がよっぽど見込めないと生活保護継続しますよね…不正受給者は。
生活保護は貧困対策としてはあまりいい制度とはいえないと思います。
貧困対策にこそベーシックインカムを導入せよ
上記のような問題を打破できる制度がBIだと個人的に考えています。
BIを導入し毎月7万円を大人子供問わず配ることによって餓死を防ぐ事もでき、生活することが困難な人たちも生活保護という形でなく生きることができます。
さらに所得税こそつきますが、生活保護と違い働いた分だけもらえるので労働意欲の低下はありえないと思います。
そして健康管理についても各々が考え生活すると思います。(医療費はここでは3割負担とする)
母子家庭でも、お子さんにも給付があれば生活していくには困らないはずです。
7万円じゃ東京では無理だという意見もあると思いますが、今現在東京一極集中というのを聞いたことありますよね。東京に人が集まり過ぎているというものです。ですので家賃等の固定費が安い地方に行きましょう。東京一極集中の対策にもなって良いと思います。
それでも東京が良いなら働きましょう(笑)
なぜ7万円なのか?
そしてここからが本題ですがBIの給付額はズバリ7万円だと思います。
これは某が実際にSBIと称して月7万円で3ヶ月(2018.5.30 現在)やっての実体験からです。
ざっとですが、某が生活でかかったお金のログです。
【固定】
家賃:20800円
水道代(定額):2500円
ドコモ光(通信費):4000円
スマホ(ドコモ):5980円 (2Gのプラン+通話+機種代)
【変動】
電気:2841円
ガス:3686円
【固定+変動】
合計:39807円
となりました。
約4万円といったところですね。
残りですが、食費や1万でも2万あまり、遊びや勉強用の道具や資料も十分購入できることが分かると思います。生活する上での妨げは基本ありませんね。
ただ、まとまったお金が必要なこともあると思うので普段から少しでも貯金してたり、浪費を減らす工夫は大事ですね。
ちなみに1人に一律7万でBIを配るとこんな感じかなと思います。
家賃:2万~4万
水道代+電気+ガス:1万
通信:1万(3大キャリア+光回線)
食費:1.5万
合計:5.5~7.5万
家賃は安いところを選ぶ
通信、食費は節約や工夫が可能
メルカリやAmazonといったサービスを始め、安くものが手に入る時代でもあるので大丈夫かなと感じます。
お子さんのいる家庭は厳しいという人もいると思いますが、子供も7万もらえるので大丈夫でしょう。父、母、子1人でそれぞれ7万なので21万ですからね。
家は同じで、洗濯や炊事は共同ですのでむしろ1人暮らしより安いかと思われます。
幼稚園~高校まですべて公立に通ったとして約523万でひと月の学習費の平均は29000円ほどです。
参考:文部科学省平成26年度「子供の学習費調査」の結果
子供も7万のBIをもらっていれば子供への給付から支払いができますよね。
親は働けば+αで収入も増えますのでやはりBIは7万円が妥当なのではないかと思います。
終わりに
上記のことから某はBIの支給は7万と考えますがいかがでしょう?
某はBIこそ貧困救済の手段だと思っています。
7万という生活保護などと比べ少ない給付にはなりますが、まずはこの日本で餓死をしたり本当に生活が困窮している人を救うべきだと考えます。
機械化によって仕事が減る中失業は他人事でもない時代が近くなっています。
1人1人がツールや身の回りの物を使いこなしお金を生み出せるようなレベルなら問題はないのですが、日本の教育はそういう風にされてきていないしそういう風に能動的に動ける人は少ないと思います。(そうなれるように努力するのはもちろん大事ですが)
会社の看板がなくても仕事を手に入れる(または生み出せる)人はどれだけいるかということですね。日本には多くはいないよね、だってほんとにそうなら独立するだろうし…。
だとしたらBIのような制度がないと生きていけない人は次々に現れるのではないでしょうか?
教育の見直しや、親が子育ての勉強をするのはもちろんですが、まずはBIで貧困対策の基盤作りではないでしょうか?
そして国に余力やできたり、経済がより活性化したときはその時こそBIの支給額引き上げが議論になればと思います。
貧困貧困となんともなものいいですが、本当に困っている人ならこのくらいの額でどうにかやりくりできると思います。まずは薄く広くで配り、一人一人が国に関心を持ち、国に貢献するような人材になれれば素晴らしい国になるのではないかなと思います。
そんな感じでクッソ長い今回の話は、7万から始めるBIが良いのではないでしょうかといった感じでした👍
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ニコニコ動画でコミュニティを作ってますので良ければそちらも
「ベーシックインカム環境下での生活を実践してみる生活」
某の名はキクタと申す。
月7万円以内でどの程度の生活ができるのか実験中です。
大分県大分市という田舎でまったり生きています。
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